奄美2日目の朝。
ホテルを出て車で山の方へ向かうと、空気の密度がぐっと変わった。
舗装されていない獣道を進み、湿度のある森の香りに包まれながら、ついに到着したのがマテリヤの滝。

この場所は、地元の人いわく「再生のエネルギーが強い」と言われていて、実際にその場に立った瞬間に肌がそれを感じてた。
滝壺の近くまで降りて、しばらく1人きりで水の音を聞いていた。
恐ろしいほど綺麗で
ゾッとするほど静かで
飲み込まれそうになる紺碧。
そっと水に手を浸した瞬間、視界の奥にふわっと光が差し込んできて
「あ、わたし、ここに戻ってこれたんだ」
そんな言葉が内側から湧いてきた。
涙までは出なかったけど、代わりに深い呼吸が身体を満たしていった。
静けさの中にいたはずなのに 生きてる実感だけが鮮やかだった。
そのあと、車で南下して向かったのが海中ワインセラーのある 「tlass SEA CELLAR BAR Beach Club」。
これが想像以上にオシャレで居心地よくて…!
真っ青な海を目の前に、波の音をBGMにして、テラス席でしばしボーっと過ごした。

「観光地感」はあるんだけど、それすらも愛おしくなるくらい、空と海が綺麗すぎて。
「サスティナブルなワインセラー=海の底でワインを熟成させる」というコンセプトも面白くて。
東京の女性オーナーさんというのにも、不思議なご縁を感じた。
都会ではつい目的地ばかり意識してしまうけど、奄美にいると「どこで休むか」も旅の大事な目的になる。
カフェを出て向かったのは ホノホシ海岸。

この日は陽の光が強くて、石の音も力強く響いていた。
ガラッ、ガラララ…と転がる、波と石が織りなすリズムに耳を傾けながら、一生分くらい黄昏てた。
ふと涙が出てきたけれど
悲しさでも、嬉しさでもなく、ただただ心が浄化されて「物理的に涙が出た」ような感覚。
ここの石には1つひとつ精霊が宿っているらしく、持って帰るのはご法度だとか。

そして、念願のOracle Bagの撮影と浄化も。
奄美の粗塩を入れた浄化スプレーに波の音を聞かせて、さらなる浄化を行って。
これがどんな方のもとに届くのかなぁ…と楽しみに思いつつ、ホノホシ海岸をあとにした。

次回は、奄美でふと出会った地元の人との会話や、ホテルで感じた「何もしない幸福感」について書こうと思う。
この旅はやっぱり、観光でも癒しでもパワースポットだけでもなく「わたしという場所」に戻るため静かな時間だったのかもしれない。


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